2011年08月11日
2011 Escape Hybrid Limited が太平洋を渡るまで ~ 個人輸入する
みなさん、こんばんは。
前回からだいぶ時間が経ってしまいましたが、今回は『我が家が個人輸入という結論に至ったまで』を書きたいと思います。
前回お話した通り、私たちはエスケープ ハイブリッドの前は『タコマ』に乗っていました。
2008年10月にタコマを購入しようと決め、まずは近場で西湘にある、某並行輸入車のディーラーに見積もりに行きました。
2,3年落ちで、状態のよい白のダブルキャブ、マイレッジも30000mil.以下で・・という条件で交渉したのですが、
「450万円はみといてください」と言われました。
事前に、ネットで米の中古車検索をしていたのでびっくり!!同条件の車両は米では、2万ドル前半から
ごろごろと売られていたからです。折しも、当時はだいぶ円高の流れで(といっても95円と現在と比べると20円近くも安いですが・・)、どれだけディーラーの懐に入っているの!?と疑心暗鬼に。
ネットでリサーチしなおして、関東他県の評判のいいディーラーに改めて見積もりをお願いすると、代行・納車費用が、全部で100万円くらいで、総額350万円~400万円とのことでした。
良心的とクチコミも良い業者だったので、自分たちでできるだけ状態の良い、日本円で200万円を切るくらいの、低価格の車両を米のネットで探して、現車確認や購入までの手続きを、このディーラーさんにお願しよう!と決めました。
再度ネットで中古車検索をすると、運良く条件にぴったりの車がみつかったので、早速、現車確認を依頼しました。
状態が良ければ、そのまま契約してきてもらう予定でした。。
依頼をしてから二日後、もう手に入れたつもりで、ウキウキしている私たちの元に、ディーラーから、「残念ながらご希望の車両は、タッチの差で売却されてしまっていました」とメールがありました。
最初は、ただただガッカリしたのですが、
何か腑に落ちない感じがして、『疑惑の雲』が、もくもくと立ち込めてきました。
アメリカは、当時すでに不況のどん底。2万ドルの車は現地では、結構高い方の部類に入ります。
売り出されてから、ずい分経ってる車両だったし・・本当にそんなタイミングで売れてしまうもの?
すっかり意気消沈の私に、かみさんが
「・・・そうだ!わたしが電話して確認すればいいんじゃん!」
かみさんは、いわゆる帰国子女(本人はこの表現は嫌みたいですが)で、社会人2年生くらいまで、カリフォルニアに住んでいました。疑念を払しょくするために、即電話してもらいました。
かみさん:「あの~#000000の車両は売れてしまいましたか?」
現地ディーラー:「はい!」
かみさん:「買ったのは、日本からの代理人じゃなかったですか?」
現地ディーラー:「個人情報なので明かせません!」かみさん:「・・・・えっと~私が依頼した代理人なのですが、ちゃんと売買契約が成立して、車両が引き渡されたかどうか心配で♪」
現地ディーラー:「なるほど。大丈夫ですよ!心配しないで!ちゃんと済んでるから(^_^)」
まさか!とやっぱり・・という複雑な気持ちでした。
おそらく、とても状態も良い車両だったので、全てを知っている私たちに売るよりも(私たちには、納車まで車両価格+100万と言ってしまっているし)
原価を知らないお客さんに高く売った方が、当然より儲けが出る、ということなのでしょうね。『横取り?』
信頼して依頼していただけに、非常に残念でした。
横取りディーラーからは、ぬけぬけと、
「こういうことはよくあることなので、諦めないで、また良さそうな車両が見つかったら、どんどん教えてくださいね!」とメールが来ましたが、
こちらにお願いするのは、もちろんやめました!
これで火がついたかみさん!
カリフォルニア時代の人脈を頼りに、業者を相手に車の輸出代行を、長年されている方にたどり着きました!
そして個人輸入の代行を快諾していただけました。
『捨てる神あれば拾う神あり』ですね。
そこからは話は簡単です。またまた検索すると、サンディエゴに条件ばっちりの車両を見つけて
かみさんが、現地ディーラーと直接値下げ交渉。
輸出代行業者さんに、現車確認に行っていただき、
機関絶好調との報告で、
即契約→車両引き上げ→ロスから出港、2009年1月末には納車、と瞬く間の出来事でした。
かかった費用は
車両代(2000ドルの値引きに成功!)+船賃などの実費(日本で乗るので現地の消費税はかかりません)+業者さんへの代行手数料だけ!
日本での税金や、一年分の保険を全部払っても300万を下回りました。
日本での通関や予備検も、ロスの方が紹介してくれたとっても良心的な業者さんが、すべてしてくれて、私たちがしたのは、車庫証明を取るぐらいのことでした。
車との出会いは、縁だといつも思いますが、
タコマは『個人輸入』というアイデアを、運んできてくれた
本当に思い出深い車になりました。
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SUV | クルマ
Posted at
2011/08/11 01:19:34
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