リニューアルオープンした宇宙博
(かかみがはら航空宇宙科学博物館)に行きました。
今回のブログは、
・名鉄各務原線 新境川橋梁(桜)
・かかみがはら航空宇宙科学博物館
・岐阜駅 天体観望会
という3つの内容です。
(↑フォトアルバムです。別のタブが開きます)
宇宙博は2回目の訪問です。
(↓ブログの記事です。別のタブが開きます)
[名鉄 各務原線]各務ヶ原 航空宇宙科学博物館
目次
01. 名鉄 新境川橋梁
02. ふれあいバス
03. 宇宙博 - 屋外展示
04. 宇宙博 - 航空エリア
05. 宇宙博 - 講演会
06. 宇宙博 - 宇宙エリア
07. 宇宙博 - ミュージアムショップ
08. 岐阜駅 天体観望会(ぎふスターウォッチング)
99. パンフレット
運行表(土曜ダイヤ)
01. 名鉄 新境川橋梁
名鉄で名鉄岐阜→各務原市役所前。
徒歩で各務原市役所前→新境川橋梁。
新境川堤。
“百十郎桜”と呼ばれている、岐阜県内で有名な桜並木です。
昨年と同じく、新境川橋梁で下からのアングルで名鉄と桜のコラボを撮影しています。
[1] [2] [3]
5000系
[1]、3150系
[2]、6000系
[3]。
どの列車も名鉄ではおなじみの編成です。
毎年、同じアングルの撮影ばっかというのも、芸が無くてアレですが。
新境川の隣の各務原市民公園の桜もキレイでした。
[4][5][6]
[4] [5] [6]
3月24日に満開というのが驚きです。
ソメイヨシノとは違う品種なんでしょう。
徒歩で新境川橋梁→各務原市役所前。
02. ふれあいバス
ふれあいバスは1015に発車。
ポンチョという小型のバスですが、
JR高山線の那加駅から宇宙博にシャトルバスが出ているためか、それほど乗客は居ません。
逆に、リニューアルオープンの当日にこんなに乗客が少ないと、心配になってきます。
[1]
↑宇宙博のリニューアル前に撮影したふれあいバス(2016年4月29日撮影)。
[1]
「のりもの進化論」という本
[2]
[2]
で、宇宙作家クラブの松浦晋也さんが、旅でリニューアル前の宇宙博に行った際、
>> やたら遠回りするし、本数が少ない。これだと不便だ。
というような事を書かれていました。
「遠回り」という表現から察するに、
松浦さんが乗車されたのは「稲羽線」だと思われます。
稲羽線は町中をぐるぐる廻り、宇宙博まで28分もかかり、確かに遠回りで所要時間が長い。
しかし、僕の乗車した「川島線」なら、ほぼ一直線で、所要時間は約半分の14分です。
川島線は往路は1日3本、復路は1日2本しか運行していないようで、これじゃ不便です。
那加駅⇔宇宙博のシャトルバスのサービスもいつかは終わるでしょうし、
そうなってくると、川島線の本数を増やしていくべきだと思います。
補助金の額というのがありますから、なかなか増便は難しいのかもしれませんが。
ふれあいバスで「各務原市役所前」バスターミナル→「航空宇宙科学博物館」バス停。
03. 宇宙博 - 屋外展示
リニューアルされた宇宙博。
この日(3月24日)がオープンの日です。
屋外展示。
リニューアル前と同じでしょうか。
陸上自衛隊のJG-1804。
[1]
日本航空機製造の旅客機、YS-11A-500R。
[2]
新明和工業の水陸両用機、US-1A。
[3]
ロッキード/川崎重工業の対潜哨戒機、P-2J。
[4]
[1] [2] [3] [4]
P-2Jは海上自衛隊に所属していた”4782号機”で、各務原で生産された個体です。
YS-11A-500Rも、主翼とエンジンナセルが各務原で生産された個体。
04. 宇宙博 - 航空エリア
1Fの「航空エリア」。
A1エリア。
まず乙型一型偵察機(サルムソン2A2)がお出迎えです。
[1]
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各務原で最初に量産された飛行機が、この乙式一型偵察機。
各務原の航空機産業の始まりでした。
各務原には各務原台地があり、
また、後付けの話でしょうが、伊吹山からの”伊吹おろし”が離陸に適しているため、
各務原飛行場が作られたと言われています。
その後、川崎重工業岐阜工場などが作られて、各務原は航空機産業の街として発展しました。
A2エリア。
宇宙博のメインは飛燕でしょう。
[2][3]
[2] [3]
終戦まで、なんと3000機も生産され、各務原で最も多く製造された飛行機です。
液冷エンジンのおかげで空気抵抗が小さく、空冷より速度と旋回性能が優れていました。
WW2の日本海軍の主力戦闘機、零戦。
[4]
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実物大の模型ではありますが、様々な根拠資料に基づいて再現されたそうです。
A3エリア。
かるく見ていきます。
航空大学校でパイロット養成に使用された練習機、川崎のKAT-1。
[5]
各務原で戦後初めて設計・製造された航空機、川崎のKAL-1。
[6]
北欧の初等練習機を防衛庁技術研究本部が改造、サーブ・サフィール91B改。
[7]
1960年代の最も速く、最も高く飛べる超音速戦闘機として米国で開発されたF-104J。
[8]
[5] [6] [7][8]
超音速の機体は、先端が尖っていたりして独特の形をしています。
日本初の「コンピュータによる自動飛行安定装置」を搭載、
STOL(短距離離着陸)研究に使われた実験飛行艇、UF-XS。
[9]
航技研(今のJAXA)がSTOL(短距離離着陸)の実験に使った機体、富士FA-200改。
[10]
同様に、航技研がSTOLの実験に使った実験機、「飛鳥」。
[11][12]
[9] [10] [11][12]
飛鳥は「航空エリア」の中でも特に大きく、目立ちます。
航空自衛隊最初のジェット練習機として、米国・ロッキードから導入された川崎T-33A。
[13]
同じく航空自衛隊のジェット練習機、初の実用国産ジェット機、富士T-1B。
[14]
同様に、航空自衛隊のジェット練習機(初の超音速ジェット機)、三菱のT-2。
[15]
CCV(Control Configured Vehicle、航空機の安定性のコンピュータ制御)の研究機。
これも三菱のT-2。
[16]
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航空エリア全体。
[17]
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博物館によって、やり方や考え方は様々でしょうが、
大宮の鉄道博物館あたりと比べると、白く、明るく感じます。
鉄道と航空機じゃ、それこそ考え方が違うんでしょう。
05. 宇宙博 - 講演会
講演会が始まりました。
まず、山崎直子宇宙飛行士の講演会「宇宙博から羽ばたこう!」。
[1]
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千葉県松戸市→東大出身、元気な女性の宇宙飛行士です。
山崎さんの話では、
当時、打ち上げからスペースシャトルは、わずか8分30秒で宇宙に到達。
TVアニメ「宇宙よりも遠い場所」の舞台は南極ですが、
南極は行くまでに、1ヶ月もかかります。
59次の”しらせ”は、2017年11月12日に東京港を出港、12月23日に昭和基地へ接岸。
[2]
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まさに、南極は「宇宙よりも遠い場所」かもしれません。
南極・北極のオーロラは宇宙からも見えるそうです。
宇宙から見るとオーロラは動いていて、地球は生き物みたいに動いている。
なので、山崎さんは、
「宇宙は、冒険に行くというよりは、懐かしいふるさとのよう」
と言っていました。
アニメ「宇宙よりも遠い場所」では、
キマリやめぐっちゃんが南極・北極のオーロラを見ていました。
[3][4]
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キマリたちは南極に近づくにつれ、やたら元気になっていきました。
「懐かしいふるさとのよう」の意味は、そういう事なんでしょうか。
オーロラは地軸を中心に輪をえがいていて、山崎さんの表現は、
「天使の輪っか、ドーナツのよう」
水、空気は宇宙でもリサイクル可能らしいです。
ISSには水再生システム(Water Recovery System / WRS)があります。
空気の生成装置は、米国のエレクトロンやロシアのOGS。
電気も自給自足可能。ISSの巨大ソーラーパネルがあるからです。
衣類と食べ物は宇宙ではリサイクル・自給自足できません。
(「宇宙兄弟」でも見ましたが、カイコを育てているようです)
南極だと電気は火力発電が中心。サブで太陽光発電や風力発電。
水は現地の大陸の淡水の氷から取って、汚水は処理棟で処理して海に流す。
うーん、水も電気も、リサイクルの技術に関しては、
南極より宇宙のほうが進んでいるのかもしれません。
しかし、南極では洗濯をするし、風呂にも入ります。
……と、まあ、山崎さんの話を、少々強引に、南極と照らし合わせてみました。
宇宙博には、山崎さんのサインもあります。
[5][6]
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山崎さんは宇宙博のアンバサダーらしいです。
そして次に、
情報通信研究機構 今井弘二さんの講演会、「太陽のまわりをまわる惑星たち」。
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水金地火木土っ天海の話です。
金星のスーパーローテーションの話とか面白かったです。
金星の謎は「あかつき」が解き明かしてくれるかもしれません。
今井さんは関西の方で、関西っぽいジョークを交え、楽しい講演会でした。
太陽系の星の話が研究者の方から聞ける機会なんて滅多にないですから、
質疑応答には挙手をすべきだったかもしれません。
(リヴァイアスを観てた頃から疑問に思っている事があるんです)
06. 宇宙博 - 宇宙エリア
2Fの「宇宙エリア」。
火星探査機のキュリオシティ
[1]やローバー
[2]が展示されています。
[1] [2]
漫画「パスポート・ブルー」だと、まっすぐとエースが火星に行っちゃってますが、
そのうちリアルでも、有人で火星に行く日が来る……のかもしれません。
テラフォーミングは夢の話ですよね。
小惑星探査機「はやぶさ2」の展示。
[3]
[3]
リュウグウの、どういった謎がこれから解き明かされていくんでしょうか。
ISSのきぼうの模型。
[4]
名古屋市科学館では外から見るだけでしたが、宇宙博では実際に中に入れます。
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クルーを固定するマジックテープ。宇宙だとクシャミですらヤバい。
[5]
記念撮影をして画像を地球に送るため各国の国旗がある、船外活動用ハッチ。
[6]
07. 宇宙博 - ミュージアムショップ
ミュージアムショップではクリアファイル
[1][2]と、
クリアファイルと全く同じデザインのポストカードを買いました。
[1] [2]
カッコイイ!
やはり、飛燕とか零戦、飛鳥がメインです。
また、宇宙食の
北海道発、南極と宇宙のごちそう 猿仏産ほたてのさしみ「南極観測隊の料理人が作りました」
というのを買いました。
[3][4]
[3] [4]
そして家で食べました。
フリーズドライなので味はお察しですが、宇宙や南極ではこういう食事なんでしょう。
個人的には、南極観測隊の料理人というと、
「宇宙よりも遠い場所」の鮫島弓子隊員を思い出します。
[5]
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沖縄出身の料理人。元気な方ですよね。
こうして宇宙博の旅は終わりました。
リニューアルオープンの当日でしたが、航空の分野も宇宙の分野も面白かったです。
岐阜バスのシャトルバスで宇宙博からJR高山線の那加駅。
高山本線で那加→岐阜。
08. 岐阜駅 天体観望会(ぎふスターウォッチング)
この日は第4土曜日でした。
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岐阜県科学館の月1の天体観望会(ぎふスターウォッチング)が、
岐阜駅の北口(長良口)の信長ゆめ広場で行われていました。
[1]
あいにく雲が出ていましたので、冬の恒星は観られず、月を観ました。
月を天体望遠鏡で見るとクレーターもハッキリ見えて面白かったです。
岐阜県科学館主催といっても、スタッフは20代くらいの方々で、若い方々です。
岐阜大学の学生さん達かもしれません。
また参加したいですし、今度は雲とか無くて晴れてるとイイですね。
徒歩で岐阜駅→自宅。
99. パンフレット
無事帰宅。
いい旅でした。
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宇宙博の皆さん、天体観望会の皆さん、
「何シテル?」で「イイね」やコメントで応援してくれた皆さん、
ブログを読んで頂いた皆さん、
どうもありがとうございました。
宇宙よりも遠い場所 ED Full 「ここから、ここから」
「宇宙よりも遠い場所」、最初から最後まで、すごく面白かったです!
スタッフの皆さん、お疲れ様でした。そして、ありがとう。
運行表(土曜ダイヤ)
0915 名鉄 名鉄岐阜 発
0930 名鉄 各務原市役所前 着
(市民公園・新境川橋梁)
1015 ふれあいバス 各務原市役所前 発
1029 ふれあいバス 航空宇宙科学博物館 着
(宇宙博)
** 岐阜バス(シャトルバス)** 発
** 岐阜バス(シャトルバス)** 着
1724 JR(高山本線) 那加 発
1732 JR(高山本線) 岐阜 着
(岐阜駅)
1950 岐阜バス JR岐阜 発