“男にとって「車」とは・・・…”
父「そんな、車の本ばかり読んでいたって車は買えないんだぞ。その車を買う為に、‘5円チョコ’がいくついるんだ?」
自「・・・。」
幼少の頃の自分に父は言いました。幼いながらも、確かに“その通りだ”と思ったのです。
ファミコンのカセットやゲームボーイの話をする友人達を横目に、欲しいソフトを買うのを我慢して、小遣いやお年玉、入学祝いをしこたま貯め込み・・・
そうして手に入れた自分の“愛機”には、特別な思い入れがあるものです。
そんなこととはつゆ知らず、期待に反して、ものの見事に“故障”してくれたりするのですが、
自「オイ!しっかりしてくれッ!・・頼むよ。・・頑張れ頑張れ!!」
と、高速道路でバンバンハンドルを叩き、一人で叫んでみたりと・・・。決して楽な‘道のり’ではなかったりもするのです。
“所詮は機械”でありますが、なんとも言えない、愛情に似た感情が芽生えたり・・・
「物を大切にする」という事が学べたり・・・
人との出会いがあったり・・・
今年2度目のエアコンの修理から仕上がった車を、スタンドのスタッフの方と一緒に洗車をしながら世間話をするのも結構楽しいもので、滅入っていた気持ちも幾分か晴れるものです。
色んな経験をさせてもらい、随分と辛抱強くなったような気がします。
“男にとって「車」”とは、・・・子供の頃に作った“秘密基地”のように感じてなりません。
ワクワクする気持ちと、極端に寒かったり、暑かったり、決して快適と言い切れるものでは無いのですが、そこで学んだ遊び心や創意工夫、友達や仲間同士、人と人との繋がり等々、良くしてゆこうという“過程”が楽しかったりもするのです。
“特別な人だけが入れる”・・・秘密基地…。
ナビゲートシートに座っているのも、きっと、“特別な人”だと思うのです。
“男にとって「車」とは、大人の秘密基地。”
以上
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2012/04/16 03:03:34