あ~あ・・・
いろいろ替えてみてるうちに・・・こんなんなっちゃった
今、ラインアンプに装着されてるのが、JJのECC83、そして左からJJのECC803、JJのECC803ゴールドピン、ムラードのECC83、エレハモの12AX7・・・
ちなみに12AX7とECC83は規格は全く同じもので、旧西側諸国で生産されたものは12AX7、東側で生産されたものがECC83の名称で判別されてる・・・さらにムラードは大英帝国で生産されてたものが、オランダ→ロシア製に変わってECC83の名称になってる模様・・・
JJはスロバキア製で旧テスラブランド、エレハモは元々アメリカ製?今はロシア製になってる・・・
・・・ということで、現在では真空管の生産自体、ほとんど旧東側でしか行われてないんじゃないかな・・・
・・・で、肝心の聴き比べ・・・
◎JJ ECC83・・・全体のバランスが低重心で太く、重い
ボーカルなど中音域もパッと前に出てくるけどクリア
高音域は歪み感も殆どなくソフトで聴き易い
ハチロクのマフラー音で例えるなら富士N1仕様のレースサイレンサー付きみたいな感じでフォン、フォンって感じ
◎ムラードECC83・・・とにかく図太く、楽器(特に弦楽器)の音色がカッコイイ
全音域のバランスもよく雰囲気は最もあるが、高音域まで太すぎて湿度が低いときは高域の歪み感が心地よくない。ハチロクのマフラーで例えるなら膨張管付きのボーダー304みたいなプァン、プァンって感じ
○JJ ECC803・・・バランス感はJJのECC83より良くて音の粒子が小さくきめ細かい
ただ、ムラードECC83ほどエネルギーはなく、エレハモほどのスピード感もなく、JJのECC83ほどのクリアさもない・・・。
○JJ ECC803ゴールド管・・・標準管とゴールド管の違いは殆ど分からない
(値段は倍ほど違うが
)ただ、わずかに音の引き去り感というか、静けさの部分が標準管よりいいように感じるものの、かえっておとなしく感じる・・・気もする・・・かな・・・
×エレハモ12AX7・・・とにかく明るく、スピード感があってキラキラ感もあるし、情報量も感じる
一方、音楽としての抑揚が感じにくく弱いところが前に出て、強いところがインパクトを感じない、平坦な感じ。ハチロクのマフラーでいえば、細く曲がりの効率も良くない直管でサイレンサーも小さく短いような割れっぱなしって感じ
調べてみると、この中ではJJが平均的にゲインが低めのようでクリア再生に有利だということが分かった
逆にムラードはゲインが結構高めだから、ベテラン演歌歌手がこぶしを回して感情を込めて歌ってるような演出感があってどっぷり浸るには楽しいともいえる。エレハモは新品を買ってないから分からないけど、あの派手さからいってきっとゲイン高めだと思われる・・・それとECC803規格は12AX7=ECC83のハイゲイン規格のようなのでゲインの違いで音の違いが顕著に出たということじゃないかな・・・といってもムラードのECC803という規格はなく、ムラードECC83の方がJJのECC803よりゲイン高いけどね
また、使ってるアンプが今のは入力感度が0.2V~7Vで以前使ってたのが最大15Vだったから、この組み合わせでも歪み成分は変わってくると思うし、季節によって湿度や気温が変われば聴こえも変わってくるはず。
とりあえず、冬場はムラードは控え選手で、夏場には主力になっちゃう気がするなぁ
今のところはJJのECC83がお好みかな
ラインアンプのゲインでも調節も出来るし、これだけ真空管持ってたら、気分や時期に合わせてチョイスすれば楽しいです
案外、JJ管は写真のように灯りが明るいのも捨て難い要素だったり・・・
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カーオーディオ | 日記
Posted at
2011/12/07 15:20:17