電子パーツ屋さんに頼んだ部品が届きました。
今回購入したのは、可変型三端子レギュレータ、レギュレータ用ヒートシンク、抵抗器。あと、今回のLED製作に関係ない部品を多少(まとめないと送料が高いですからねぇ)。
LEDを点灯させるには、電流の制御が必要で、一番安価なのは、抵抗器をLEDと直列に入れる方法ですが、この方法は電圧の変動に対してシビアに電流量が変わってしまうので、安定した光量を取り出しにくいことと、無駄になった電流は抵抗器が処理するため、あまり節電にならないこと、そして発熱が多いことが難点です。
前回カミサンのクルマでやった時は、CRD(定電流ダイオード)を使いましたが、この方法はCRDの単価が高いこと、直列した1組のLEDに対してCRDが1本必要になること、CRDの制御電流が決まっていて、融通が利かないことが難点になります。
今回のように、テールランプとストップランプを全部LEDにして丁度良い光量を求めるには、抵抗器だけで発熱と消費電力が多いのは折角節電目的なのに向かないですし、CRDだと高価になり(それでなくても1粒40円のLED沢山使うのに…)また、こちらが求める電流量をリニアに決めにくいというのが問題になります。
そこで、色々調べて勉強した結果、今回は「可変三端子レギュレータ」を利用して「定電流回路」を組むことにしました。
そのために必要な部品は…
これが3端子レギュレータ。本来は「定電圧」を発生するための電源ICですが、定電流発生にも使えるスグレモノです。画像のものは最大出力1.5Aのモノで、これ以外にトランジスタとほぼ同じ形状をした317LZというICもあり、こちらは最大出力100mAとなります。
さすがに1.5Aも出力させる場合は、発熱が問題になりますので、先ほどのレギュレータに(必要ならば)このヒートシンクを着けて放熱します。
定電流回路を組むには、レギュレータの他に抵抗器が必要になります。あらかじめ計算してテール用・ストップ用に何種類か用意しました。実際に点灯させた状態で、満足行くかどうか確認しながら、抵抗値を決める予定です。
で、その「定電流回路」って、どんなのよ?ということなのですが、とっても簡単です。
この図のとおり、電源ICのINにテールまたはストップの信号(+)を入れ、ADJ(調整端子)とOUTを抵抗器で結びます。これをLEDに繋いでやるだけです。
このとき、ADJ←→OUT間には基準電圧1.25Vが発生しますので、たとえば10mA流したい、とすれば
1.25(V)÷0.01(A)=125(Ω)
となり、ICの最高出力の範囲内でLEDを直列に出来ます。並列の場合は、電流値を増やす必要があるので同じように計算していくことになります。
取り敢えず、これから実験開始です…とはいえ、ガレージ(という名の物置)が寒いので、明日以降になるかなぁ…。
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MG Midget | 日記
Posted at
2012/01/13 20:58:50