SUPERGT Rd2　富士500kmご報告。。10位1ポイントゲット。

みんカラでのご報告が遅れてすみません。
すでにFBをご覧いただいた方もいらっしゃるようですが、遅ればせながらご報告いたします。

5月3日〜4日富士スピードウェイにて行われた

SUPER GT Rd.2 500km 応援ありがとうございました。



結果は、

GT300参加台数　25台

公式予選順位　11位

決勝レース順位　10位



入賞しました！応援ありがとうございました。

今回は、多くのスポンサーさまをはじめ、メルセデス・ベンツ日本さまのお客様が80名余も応援に駆けつけていただきました。

本音は、もっといい所を見せたかったのがドライバー初めチーム全員の総意です。決して満足できる結果ではありません。まだまだクリアすべき課題はありますが、確実に前進しています。



今大会より2012年規則を適用されることになったFIA-GT3車両。

我がSLS AMG GT3は、パワーに直結するエアリストリクター径が35.3から33.0に絞られ、パワーダウンは否めなかったが、今回も竹内浩典・黒澤治樹両ドライバーで500kmを戦った。


公式練習では、8番手とまずまずの手応えを感じ迎えた予選Q1。

アタックドライバーは竹内浩典。天候は雨。

計測1周目で1:56:559をマークし期待がかかる。しかし、不運にもセッション序盤で他の車両がオイル漏れのままコースを一周してしまうアクシデントが発生し2分を切れない状態が続いてしまった。そのような最悪の状況でオイルが広がっていないラインを選ぶなど懸命の走りを見せたが、その後は1分58秒367を記録するに留まり、1周目のタイムでQ1を終了。

順位は11位に終わり、スーパーラップ進出は叶わなかった。ポテンシャル的には十分に10位以内に入れると思われるだけに残念であった。



迎えた決勝当日。

天候は回復基調の予報を裏切り、時折雨がぱらつく不安定な状態。

早朝のフリー走行でも、ウェット宣言が出されレインでの走行チェックとなった。



スタートドライバーは黒澤治樹。規定の2ストップ作戦を予定し、1回目の竹内浩典への交代時に給油、タイヤ交換。そして2回目に再度黒澤治樹にバトンタッチし給油とタイヤ交換と言う戦略。



フォーメーションラップ直前から雨が降り出し、セーフティカーが何周も先導する「SCスタート方式」となった。最終コーナー付近では雨量が多くなり、セーフティカー先導中にレインに変更するチームも現れる。GREEN TEC & LEON SLSもレインへの交換を決断。セーフティカーが先導するなか迅速なピットアウトを行い隊列の最後尾に付く事ができた。



そして4周目にセーフティカーがピットロードに向かいレースがスタート。

その後、なんと天候が回復の兆しを見せ始めた。我がチームは路面状況が急速に回復すると予想し、10周目に二度目のピットインを決断。ドライへのタイヤ交換と同時に給油も実施する。

他のチームも同様の行動を取ったこともあり、順位は16位前後とまずまずの状況。



そして40周目に竹内浩典へバトンタッチ。このとき直前の順位は11位。

コース復帰も14位であった。



その後重大なアクシデントが発生。#15ポルシェがメインストレートで大クラッシュしてしまった。セーフティーカーが入り、レースは小康状態になり、チームはこのタイミング（61周目）で給油のみのピットインを選択。これはレース後半に2度目のドライバー交代時の給油が不要になるとの判断だ。ピットアウト後無事隊列の最後尾に付く。



--余談ではあるが、今回メルセデス・ベンツ日本様がVIPラウンジをピット二階にご用意してくださった。このラウンジでは、ピットとドライバーの無線交信がリアルタイムに聞ける様になっており、その時の竹内浩典のドライブしながらの計算、作戦指示／監督／エンジニアとのやりとりはご来場いただいたゲストの皆さんも非常に興味深く聞き入っていたのが印象に残っている。



そしてピットアウト直後の62周目にレースは再開。12位まで上がった来た。



そして79周目に最後のドライバー交代を実施し、竹内浩典から黒澤治樹へ。

作戦通り給油無しのタイヤ交換で12位のままコースに復帰。絶妙である。




黒澤の必死の追い上げで、83周目には11位へ、85周目には10位の入賞圏内に浮上した。

後ろからは#4 BMW番場選手が10秒の差を序々に詰てきたが、ここで再び雨が落ちて来た。

路面もウェットコンディションとなり番場選手の追い上げもここまで、10位入賞でチェッカーを受けた。



性能調整のハンデもあり苦しい戦いとなったが、絶妙なピットワーク、ドライバーとエンジニアの判断等、チームの力は十二分である。



この1ptは大きな収穫と言えます。



スポンサー様、メルセデスファンの皆さんの期待に反しない様結果をいち早く出したい。

もっとエキサイティングな戦いを見せたいと思っております。



今回はメルセデス・ベンツ日本様のご好意でチームとして初めての試みであるVIPルームの運営をさせていただきました。ゴールデンウィーク期間のレースであり、サーキットまでの恐ろしく長い渋滞など苦労してチームの応援に駆けつけてくださった、グリーンテック様、レオン様、メルセデス・ベンツのお客様に感謝とお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。